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スポンジフィルターを実際に使っている用途
・コリドラス、ビーシュリンプ、メダカの繁殖
・30cmキューブから90cm水槽
上記の用途で私はスポンジフィルターを使用しています。
スポンジフィルターの構造
水槽の中に設置して使用します。
①画像の写真のようにプラスチックの筒状のものにエアーチューブをさします。
②エアーポンプから空気が出ることで水流が起こります。
③水流ができることでスポンジがついている部分から飼育水が給水されてろ過されます。
スポンジフィルターのメリット
ろ過能力が意外と高い
スポンジがろ材の役割をして物理ろ過だけではなく、生物ろ過も行います。
2個使用することでスポンジフィルターだけでも画像のようにある程度の数でも育成や飼育を楽しむことができます。
実際にスポンジフィルターだけで一つの水槽でコルレアを30匹、レッドビーを200匹程育成できています。
値段が比較的安い
エアーポンプやブロアーが元々ある場合ですとスポンジフィルターだけ購入することになります。スポンジフィルター自体は1000円~2000円程で購入できます。
メンテナンスが簡単
メンテナンス間隔は他のフィルターに比べ多いですが、メンテナンス自体は簡単で時間もそこまでかかりません。
私はスポンジフィルターだけで飼育繁殖させている所では例外もありますが、大体2~4週間に1回程スポンジフィルターを揉んでいます。1個につき数分で終わります。
水を換える際に換える水で揉んだり浄水器の水で揉むのがお勧めです。
スポンジフィルターのデメリット
水槽内で目立つ
スポンジフィルターのメーカーや大きさにもよりますが、水槽内での存在感は画像の通りそこそこあります。
水草水槽でネイチャーアクアリウムを楽しみたい方には景観の邪魔をしていると思います。
メンテナンス期間が早い
他のフィルターに比べ、メンテナンス期間は早いです。
スポンジフィルターが詰まると硝化バクテリアの住処が減るため、効率よく生物ろ過が行われなくなる可能性があります。
音が大きい
スポンジフィルターのメーカーによっては泡が大きく、エアレーションの音が大きく感じると思います。
なるべく、水面の近くにスポンジフィルターの吐出口がくるようにしたりエアチューブをさす所がエアーストーンタイプを使用すると静音性が増すと思います。
私のスポンジフィルターの考え方
実際に現在もスポンジフィルターを飼育、繁殖に使用しております。
以前までは外部フィルターとの組み合わせで使用していましたが、スポンジフィルターを複数個使用することで十分スポンジフィルター単体でも繁殖を楽しむことができています。
私的に、スポンジフィルターのメンテナンス期間が早いことはそこまでデメリットだとは考えていません。
むしろ、複数個スポンジフィルターを使用することで、物理ろ過で集められた汚れと生物ろ過によって生じた有機物を気兼ねなく簡単に水槽内に排出できるため、水槽内の水質が安定しやすいと考えています。
私のスポンジフィルターの管理方法や工夫
観察ポイント①
スポンジフィルターの口からしっかり水が吐出されているか観察します。
テトラ等のスポンジフィルターはエアーチューブの接続部分が詰まりやすい為、吐出量が徐々に減ってきやすいです。
ですので、普段からスポンジフィルターの勢いが弱くなってないか、気をつけて観察していく必要があります。
観察ポイント②
横から水槽の中を見た際にスポンジ部分に汚れが付着しすぎてないか観察する。
ほとんどのスポンジフィルターにはより表面積を増やしてろ過効率を上げる為に凹凸がついていることが多いです。
凹凸部分に汚れが蓄積しやすい為、見落とさないように注意しましょう。
観察ポイント③
スポンジフィルターの管理ではないですが、生体に餌をあげた際にちゃんと餌に寄ってくるか、やせ細ってきている個体はいないか、病気等になっている個体がないか観察しています。
私の底面フィルターのメンテナンス方法
掃除編
左のバケツは実際にコルレア水槽のスポンジフィルターを揉んだ直後の浄水の水です。
右のバケツは浄水器からくんだばかりの水です。
画像を見て頂くと分かる通り、スポンジフィルターは2週間もあれば水が真っ黒になってしまうほど汚れてしまいます。
逆に言えば、それだけ物理ろ過と生物ろ過が働いているとも考えられます。
その為、何にもしないで数か月放置しているとスポンジを住処にしている好気性バクテリアのいるスペースは減ってしまいます。
そうすると水質は悪化しやすいです。
スポンジフィルターの掃除をする際はスポンジフィルターが何個入っているかによって変わってきます。
スポンジフィルターが水槽内に1個の場合
浄水器の水か飼育水で洗います。
1個しかスポンジフィルターを付けていない場合は洗いすぎると硝化バクテリアもいなくなってしまう為、バケツの底が少し、透けてみえる程度で洗うのをやめてください。
慣れないうちは画像のような透明なバケツを2個用意して比べながら洗うと安全です。
スポンジフィルターが水槽内に2個以上の場合
浄水器の水か飼育水で洗い、水がしっかりと透明になるくらいまで洗います。
硝化バクテリアはもう1個のスポンジフィルターに残っている為、できるだけ綺麗にしてあげて大丈夫です。
その時にパイプもパイプブラシや歯ブラシ、つまようじを使用して綺麗にしてあげます。
まとめ:スポンジフィルターは汎用性が高い
簡単に今回の記事のポイントをまとめます。
・スポンジフィルターはメンテナンスが簡単で組み合わせることでろ過能力も意外と高い。
・メンテナンス期間は早いが物理ろ過と生物ろ過で水質が安定しやすい。
・外部フィルターやスポンジフィルターを複数個組み合わせることでより本領を発揮する。
・スポンジフィルターのお掃除が一番大切!!
このような感じです。
スポンジフィルターは個人的にとても汎用性が高く組み合わせることでより安全に飼育繁殖できるアイテムだと思っています。
最後まで見てくださりありがとうございました。