アクアリウムの基礎

照明(LED、蛍光灯、メタルハライドランプ)の特徴やメリット、デメリットを解説。初級編

水槽に照明は必要なのかな?色んな種類があるし良くわからないって方も多いと思います。

今回は照明(光)について考えてみたいと思います。

本記事では下記について書いていきたいと思います。

Contents

何故、光(照明)が必要なのか。

自然界では日中、太陽が降り注いでいます。

曇りの日は太陽がでていないので、私達は「今日も明るいなー」とはそこまで感じないかもしれないです。

しかし、温帯域から淡水域で生活している魚類の多くは日長時間の変化や明るさによって

繁殖行動を起こしたり、行動生理が変わったりします。

有名所では、皆さんなじみのあるメダカですね。

メダカが繁殖行動を起こすきっかけは日長時間が13時間以上、150lux(ルクスは光に照らされた面の明るさを示す単位です)以上で繁殖行動を起こすと言われています。

照度計で実際に計ると月明かりは1~5lux以下、曇り空で10000~30000lux、晴天時で、100000lux近くありました。

水槽用のLEDライトが製品によって違いますが3000~9000luxでした。

又、光は水草や植物プランクトンが光合成するのに必須だったりします。

このように生体や植物にとって光はとても重要な役割を担っています。

次は実際に水槽内に使用する光(照明)を見ていきましょう。

水槽用ライトによく使われている単位や用語を分かりやすくまとめた記事を書かせて頂きましたのでよろしかったら参考にしてください。
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照明の種類について

・蛍光灯

・LED

・メタハラ(メタルハライドランプ)

大まかにあげると上記の三種類となってきます。

簡単にですが、各ライトのメリット、デメリットを書かせて頂きたいと思います。

蛍光灯

昔から熱帯魚屋さんに行くと一度は見たことがあるかもしれませんね。

左の画像の上に載っている黒いものが実際に使用している蛍光灯になります。

簡単に蛍光灯のメリットとデメリットを説明させて頂きたいと思います。

メリット

右の画像の通り、蛍光灯を使用することでライトとして使用することができます。

現在、LEDが主流になってきており、本体自体を中古で安く購入することができると思います。

実際に興和の12000Kを使用していますが、ほとんどの水草や生体を育成できています。

気軽に蛍光灯を入れ替えることで簡単に明るさや色味を変更することができるのも魅力だと思います。

デメリット

LEDの普及に伴い、段々交換用の蛍光灯の取り扱いが減ってきています。

その為、蛍光管をインターネット等で購入しないとならない可能性が高いです。

他にも使用していると徐々に光量が落ちてくるため、定期的に交換するため、ランニングコストがかかってきます。

私の場合、現在、12000Kの蛍光灯が切れてしまったものからグロー球を外してLEDに変更しています。

より詳しく書いてみましたので、よろしかったら参考にしてみてください。
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LED

現在、一番主流になってきているライトだと思います。

簡単にLEDのメリットとデメリットを説明させて頂きたいと思います。

メリット

寿命が長く、光量が落ちてこない。

見た目もおしゃれで重量も軽く、省スペース自体もそこまで取らないので、普段生体を選別したりする際に掬っていて邪魔になりません。

省電力でランニングコストが他のライトに比べ、安いです。

画像の通り実際に、メーカーが違うものを何種類か購入し使用していますが水草もほとんどの種類問題なく成長しています。

デメリット

比較的、蛍光灯に比べると購入時の値段が高めです。

LEDのライトが切れると本体ごと交換するしかないです。

実際に私の経験ですが40本のLEDライトを5年半一日6時間程使用して壊れたのは3本だけです。

特にメーカーは関係なく2本が白いLEDが半分だけつかなくなり、1本は完全につかなくなりました。

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メタハラ(メタルハライドランプ)

水族館やネイチャーアクアリウムに力を入れているお店でみかけることが多いと思います。

アクアリウム以外では工事現場やグラウンドのライトとしても使われています。

簡単にメタハラのメリットとデメリットを説明させて頂きたいと思います。

メリット

吊り下げられるため、画像のようにオープンアクアリウムを実現でき、水槽内のメンテナンスもしやすいです。

点光線(光がビームのように強いです)なので水槽の底まで光が届くのと水の波紋や流木の影等も演出できるため、自然な感じが増します。

デメリット

本体の値段も高く、HIDランプ(替え球)も高い為、ランニングコストと導入の費用が高いです。

赤系の水草の色が出にくかったり、光が点光線なので影になる部分の草が育ちにくいです。

ワット数が大きい為、発熱量も多い為、水温が上がりやすかったり、電気代も高めです。

安定器が大きくて存在感があり、使用時に個体差があるかもしれませんが、ノイズのような音がします。

簡単にですが、3つのライトの種類について説明させて頂きました。

まとめ:生体を繁殖するには照明が必要

簡単に今回の記事のポイントをまとめます。

・水草が成長したり、プランクトンが増殖するには光が必要。

・生体によってはが繁殖行動を起こすきっかけにもなっている。

・現在の主流はLEDライトだが、どのライトでも特性を生かせたら問題なく使用できる。

このような感じです。

私的にはLEDライトが寿命が長くランニングコストも低く一番使いやすいのかなと思っています。

実際に現在一番使用しているライトはLEDライトです。

オープンアクアリウムでネイチャーアクアリウムを楽しみたい所は現在もメタハラを使用していたり、一番初めの時からブリードに使用している場所では現在も蛍光灯を使用しています。

最後まで見てくださりありがとうございました。

 

ABOUT ME
XYL1SH
アクアリウムという趣味がもっと気軽に出来て繁殖の面白さを知ることができたら楽しいのではないかと思い、記事を書き始めました。 私が培ってきた経験や知識を元に書いているので意見の食い違い等もあるかもしれませんが、暖かい目で見て頂けたらなと思います。 又、日々、生体を繁殖させている中で今よりもっといい方法を見つけた場合は記事内容に斜線をひいて変化していくと思いますが、ご了承ください。 実際に繁殖させている生体はyou tubeやInstagramに載せている為、お時間がありましたら参考にしてください。