アクアリウムの基礎

エーハイムサブフィルターの特徴について分かりやすく説明します。

エーハイムクラシック2213等の外部フィルターを使用する際に1度は聞いたことあるかもしれません。

サブフィルターの使用方法やメリットってあるの?って聞かれることが多々あります。

今回は質問されることが多い外部フィルターに使用するエーハイムサブフィルターの特徴やメリット、デメリットについて分かりやすく説明させて頂きたいと思います。

エーハイムサブフィルターの特徴について

サブフィルターとは簡単に言いますとメインの外部フィルターのろ過容量を増やしたい時に使用します。

例えば、エーハイムクラシック2213のろ過容量は約3ℓです。

エーハイムサブフィルター2213のろ過容量は約3ℓですので、サブフィルターを使用する場合、エーハイムクラシック2213(3ℓ)+エーハイムサブフィルター2213(3ℓ)で合計6ℓのろ過容量にすることができます。

ろ過容量を増やすことでより水質を安定させやすくなります。

エーハイムサブフィルターを使用することでろ過容量が増えるだけでなく、濾過槽も2個になるので、様々なろ材のアレンジも簡単に行うことが出来るようになります。

エーハイムサブフィルターのメリットについて

水質が安定しやすい。

ろ過容量が増える為、硝化菌がろ材により多く付着しています。

その為、餌を毎日複数回、お腹が満たされる程与えて残餌や生体の糞が多く出たとしても硝化菌が多くいるので、硝化サイクルが働き、水質が悪化しにくいです。

ろ過容量が少ない場合、残餌や生体の糞が多く出た際に硝化菌が多量のアンモニアを硝化できなく、水質変化につながる恐れがあります。

ろ過容量が多い為、生体にあったアレンジができる。

ろ過容量が増え、ろ過槽も2個あるため、生体によってろ材を組み合わせることができます。

例えば、肉食魚やディスカス等の生体は水を汚すので、サブフィルターに物理ろ過になるようなエーハイムフィックス等を入れてメインフィルターの生物ろ過に使用するろ材が汚れないようにする必要があります。

サブフィルターに物理ろ過を使用する場合は定期的にお掃除して外に出してあげないと詰まりやすくなります。

エビや水草水槽、コリドラス、メダカ等の繁殖に使用する場合はストレーナースポンジを使用している場合でしたら、生物ろ過中心で大丈夫です。

私はサブフィルターもメインフィルターも生物ろ過中心のろ材を使用しています。

お掃除の際の水質変化の波が少なくなる。

ろか槽が1つしかない場合はフィルター内のろ材を洗う際にどうしても硝化菌が汚れと共に流れ出てしまい、水質変化が起こりやすくなります。

しかし、サブフィルターを使用することでろ過槽が2つになるため、1個ずつ間隔を開けて洗うことが出来るため、必要以上に硝化菌が流れでなくなります。

その為、1つの時に比べ、水質変化の波が少なくなり、立ち上がりも早く感じます。

個人的には水質変化が起こりやすい時はメンテナンス後だと思っています。

設置自体も難しくない。

現在、エーハイムクラシック2213等をメインフィルターとして使用されている場合、ダブルタップで容易に追加することが出来るため、設置自体も時間もかからず、難しくありません。

電気代がかからない。

元々使用しているエーハイムクラシック2213等にとりつける場合はエーハイムクラシック2213の前に設置します。

サイフォンの原理を使用している為、サブフィルターを追加する場合は電気代自体もかかりません。

エーハイムサブフィルターのデメリットについて

場所をとる

私は水槽台を三段にしている所が多い為、縦に並べて水槽の横に置いていたり、水槽の前に置いているので、人によっては少し気になるかもしれません。

水槽が60cm以上でキャビネットタイプでしたら水槽台の中にしまうことができるので、そこまで気にならないと思います。

サブフィルター導入について

サブフィルターを導入する際に、サブフィルターを購入するか、エーハイムクラシック2213を購入するか悩むかと思います。

個人的にはエーハイムクラシック2213を購入してサブフィルターとして使用することをお勧めします。
理由は2つあります。

1つ目はサブフィルター単体ではダブルタップがついてきません。

ですので、ダブルタップを別途購入する必要があります。
サブフィルターの良さは値段が安いことですが、ダブルタップを単体で購入すると結局エーハイムクラシック2213を購入した時とそこまで変わらない金額になってしまいます。
2つ目は繁殖がうまくできるようになり、水槽を大体の方は増設したくなって増設するかと思います。
どちらかというと計画的に水槽を増やすのではなく、ほとんどの人が急遽増えすぎて増設するという形をとっていると思います。
その場合に立ち上がっているサブフィルターを新しい水槽の立ち上げの際に使用すると生物ろ過がフィルター内でできている為、立ち上げ期間が短くてすみます。
エーハイムクラシック2213の場合はそのまま新しい水槽にメインフィルターとして取り付けることができますが、サブフィルターですと別途ポンプを購入しないと使用できません。
ですので、個人的にはエーハイムクラシック2213を購入することがお勧めです。

エーハイムクラシック2213をサブフィルターとして使用する場合

エーハイムクラシック2213をサブフィルターとして使用する際は電源コードは使用しない為、縛って邪魔にならないようにしてください。

サブフィルターとして使用する場合はインペラーとスピンドルを外して画像のように何もついていない状態にしてください。

外した後は通常のサブフィルターと同じように使用することができます。

サブフィルターの取り付け方の注意点について

サブフィルターを取り付ける時は必ず、吸水側(ストレーナー側)にサブフィルターを取りけて、その後、メインフィルターに水が流れて、水槽に戻るように設置してください。

サブフィルターを逆に設置してしまうと、重力によって生じる水圧(サイフォンの原理)とフィルターのポンプによって生じる水圧の両方がサブフィルターにかかってしまいます。

そうなってしまうと、サブフィルターが水圧に負けて漏水を起こす危険性があるので、注意するようにしてください。

画像には写っていませんが、サブフィルターとメインフィルターの間にダブルタップを取り付けています。

間にダブルタップを取り付けることで、サブフィルターとメインフィルターを別々に取り外して清掃できるようになるので、個人的にはかなり便利だと思います。

まとめ

簡単に今回の記事のポイントをまとめます。

・サブフィルターを設置することで水質が安定しやすくなります。

・ろ過容量が多くなるため、様々な生体に特化したろ材の組み合わせを行うことができます。

・お掃除の際にもサブフィルター、メインフィルターを切り離して交互に洗うことが出来るため、水質変化しにくくなります。

・サブフィルターを取り付ける際は順番を間違えないように気をつけてください。

サブフィルターを使用することで、ろ過容量が増えるので、ろ材の選択肢も広がりやすくなります。

又、飼育に慣れるまではろ過容量が多い方が水質が安定しやすく、水質変動の波も少ないので、初心者~中級者の方には特にサブフィルターはお勧めです。

最後まで見てくださりありがとうございました。

ABOUT ME
XYL1SH
アクアリウムという趣味がもっと気軽に出来て繁殖の面白さを知ることができたら楽しいのではないかと思い、記事を書き始めました。 私が培ってきた経験や知識を元に書いているので意見の食い違い等もあるかもしれませんが、暖かい目で見て頂けたらなと思います。 又、日々、生体を繁殖させている中で今よりもっといい方法を見つけた場合は記事内容に斜線をひいて変化していくと思いますが、ご了承ください。 実際に繁殖させている生体はyou tubeやInstagramに載せている為、お時間がありましたら参考にしてください。