アクアリウムの基礎

エーハイムクラシック2213の実際の掃除方法(通常、逆洗)とタイミングについて分かりやすく説明します。

エーハイムクラシック2213のお掃除のタイミングについて

よくお掃除のタイミングについて聞かれるのですが、ろか槽のお掃除のタイミングは一概に何か月おきとは言えません。

それは生体の種類や入っている匹数やサイズによって餌の食べる量や餌の種類によって変わってくるからです。

他にも、飼育者があげる餌の回数や量によっても生体が食べきれなくて残り餌が水を汚す可能性もあります。

又、エーハイムクラシック2213にエーハイムサブフィルター2213をつけて使用していたり、スポンジフィルター等を併用しているかでも変わってきます。

なので、まずお掃除のタイミングの目安について私が観察している点を書かせて頂きたいと思います。

エーハイムクラシック2213のお掃除するかの観察項目

①吐出量が落ちていないか

エーハイムクラシック2213の吐出量がまず落ちていないか観察します。

エーハイムクラシック2213の場合設置直後やメンテナンス直後に排水側のパイプをバケツ等に入れ、何秒間でどのくらいの量が排水されているか計ります。

目視で分からない場合、初めのうちはしっかりと計ることが大切だと思います。

②ろ過槽内が汚れていないか

エーハイムクラシック2213の中に汚泥がたまってきていないか観察します。

エーハイムの場合ろ材が入っている所が緑のケースになっている為、しっかりと外から中を目視しにくいです。

ライト等を当てながら観察すると中がしっかりと見えてお勧めです。

③ストレーナースポンジが汚れていないか

吸水側にスポンジフィルターを使用している場合は生体の糞や残り餌等の有機物によってスポンジフィルターが汚れていないか確認します。

ストレーナースポンジが汚れていると吐出量が落ちやすいです。

④ホースが汚れていないか

エーハイムクラシック2213を使用する場合、ホース部分もある程度の距離があるため、ソイル等を使用している場合は特にホース内にも汚泥等が入り込んで汚れやすくなってきます。

外から見て汚泥や有機物でホース部分で狭窄している部分がないか観察してください。

又、エーハイムクラシック2213のホース接続部分やホースが長い為1番遠い場所が折れ曲がってることもあるので注意が必要です。

上記を観察して異常がなくても明らかに吐出量が落ちている場合、インペラー部分が汚れている場合が多いです。

お掃除の間隔を開ける一工夫

普段のエーハイムクラシック2213の私のろか槽掃除間隔は6か月~1年に1回程度です。

エーハイムサブフィルター2213を使用している場合、エーハイムクラシック2213のろ過槽掃除間隔は1年~2年程あけています。

又、エーハイムサブフィルターを使用している場合は同時にろ過槽を掃除するのではなく、今回はエーハイムサブフィルター2213だけ今回はエーハイムクラシック2213だけというように分けて行っています。

同時に洗ってしまうと沢山の硝化菌が大量に流出して水質が不安定になる恐れがあるため、分けて行うようにしています。

そして、なるべくろ過槽を汚さないようにして外部フィルター内の硝化菌を洗浄により流出しないようにしています。

その為に、物理ろ過を強化しています。

具体的に言いますと、ストレーナースポンジを工夫して使用しています。

又、水草水槽以外で生体メインの水槽ではスポンジフィルターも併用しています。

スポンジフィルターは生物ろ過を期待して入れているのではなく、物理的に生体の糞や残り餌等の有機物をこしとる為に使用している為水替えの際に換える飼育水と浄水器の水で汚れが出なくなるまで洗っています。

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エーハイムクラシック2213の実際の掃除方法と注意点を交えて

エーハイムクラシック2213の実際の掃除方法と注意点を交えながら説明させて頂きたいと思います。

まず、電源を抜いてください。

その後にダブルタップを閉めてください。開いている場合は画像のようにホースと同じ向きになっていると思います。

レバーを90度横に動かすことでダブルタップを閉めることができます。

ダブルタップのレバーの真ん中を回して緩めるとエーハイムクラシック2213が外れます。

外した後、吸水側の下のダブルタップコックを開け、その後上のダブルタップコックを開くと水が排水されます。

落差がないと水が排水されにくい為、エーハイムクラシック2213を底上げして下側のダブルタップ部分にバケツを置くと床が汚れません。

エーハイムクラシック2213のフィルター内からろ材を出さないで排水だけすることを逆洗といいます。

主にろ過槽の下側部分の汚泥や有機物を気軽に排水できます。

上のダブルタップ部分に給水パイプを取り付けて排水すると換水しながら排水も行うことができます。

逆洗の場合、その後エーハイムクラシック2213を元通りに取り付けていきます。

通常のやり方ですと排水後、ろ過槽を開けます。

半年濾過槽の掃除を行っていませんが、ストレーナー部分にストレーナースポンジを使用している為、そこまで汚れていません。

ストレーナースポンジを洗う際に外部フィルターを止めないで外している為、少し、汚れが入ってしまっています。

ストレーナースポンジを外す際にエーハイムクラシック2213の電源を切るともう少しろ過層を綺麗に保つことができると思います。

インペラー部分とフィルターケースを洗っていきます。

インペラー部分は取り外した後の写真になってしまっていますが、回すと押さえている部分が外れるので、外した後、インペラー部分を引っ張ると簡単に取れます。

インペラー部分とフィルターケースを洗浄した後にろ材を優しく洗っていきます。

今回はそこまで汚れていなかったため、優しく飼育水でゆすいだ後、ろ材をフィルターケースに戻していきます。

ろ過槽にろ材を戻す際に左のように変形してしまっているろ材や左下のように割れてしまっているろ材は寿命がきているので、捨ててください。

変形してしまっているものや割れているものが入っていると通水性が悪くなる恐れがあります。

ろ過槽にろ材を戻した後、割れてしまっていたろ材や変形してしまっていたろ材の分のろ材を新しくろ過槽に足すようにしてください。

足す際に新しいろ材は白い粉がでるので、浄水器の水か飼育水で洗ってからろか槽に足すようにしてください。

バケツに移した際の画像のろ材の色が違うのは寿命がきてしまった分のろ材を足しているからです。

戻した後、ダブルタップを接続後、吸水側のダブルタップから開けていきます。吸水側のダブルタップを開ける際は排水側の下側のダブルタップの後、排水側の上側のダブルタップの順にあけるようにして下さい。

その後に排水側の下側のダブルタップ、排水側の上側のダブルタップの順に開けてください。

そうすることで、吸水側から順番に外部フィルター内に水がサイフォンの原理で入っていくので呼び水をしなくてもよくなります。

最後にエーハイムクラシック2213の上にガムテープ等でろ過槽を洗浄した日にちを書いて張っておくといつメンテナンスしたかすぐ分かるため、安全です。

まとめ

簡単に今回の記事のポイントをまとめます。

・エーハイムクラシック2213を外す際には必ずダブルタップを閉めてから外すようにしてください。

・ろ過槽をお掃除する際は先にろ過槽以外から綺麗にしていくと安全です。

・ろ材を洗う際は優しく洗うように気をつけた方が硝化菌を必要以上に洗い流さないので安心です。

・戻す際はダブルタップの順番に注意して開けていくと呼び水をしなくて済みます。

外部フィルターのお掃除のタイミングは実際に経験を重ねていかないと中々掴めないと思います。

お掃除をして綺麗になって満足で終わるのではなく、お掃除前後の生体の動きに注意していくことで体に感覚が身についていくのかなと思います。

最後まで見てくださりありがとうございました。

ABOUT ME
XYL1SH
アクアリウムという趣味がもっと気軽に出来て繁殖の面白さを知ることができたら楽しいのではないかと思い、記事を書き始めました。 私が培ってきた経験や知識を元に書いているので意見の食い違い等もあるかもしれませんが、暖かい目で見て頂けたらなと思います。 又、日々、生体を繁殖させている中で今よりもっといい方法を見つけた場合は記事内容に斜線をひいて変化していくと思いますが、ご了承ください。 実際に繁殖させている生体はyou tubeやInstagramに載せている為、お時間がありましたら参考にしてください。