アクアリウムの基礎

エーハイムクラシック2213に使用するストレーナー、プレスポンジフィルターについて分かりやすく説明します。

外部フィルターを使用している方々に外部フィルター内を綺麗に保つ方法についてよく聞かれることがあります。

今回は私が外部フィルター内を綺麗に保つ為に、行っているストレーナースポンジ、プレスポンジフィルターについて実際に行っていることも写真付きで載せて、分かりやすく説明させて頂きたいと思います。

ストレーナースポンジ、プレスポンジフィルターを使用するメリットについて

基本的にエーハイムクラシック2213を購入するとストレーナーカバーはかなりごみが入りやすいです。

このような形をしています。
このストレーナー部分に使用するものをストレーナースポンジやプレスポンジフィルターに変更することで出てくるメリットを3つ程下記に記載させて頂きます。

①エーハイムクラシック2213内のメンテナンス期間を開けることができる。

付属しているストレーナーカバーは穴が大きすぎるため、生体の糞や残餌、水草の切れ端等の有機物がそのままエーハイムクラシック2213のフィルター内に侵入してしまいます。

汚れやゴミが侵入することでろ材の中が詰まりやすくなります。

そうすると、ろ材の通水性が悪くなり硝化菌に酸素が到達しなくなってしまい死滅する原因になってしまいます。

ですので、詰まらないようこまめにフィルター内を開けてメンテナンスをしないといけなくなります。

こまめにメンテナンスをしてしまうとろ材に付着している硝化菌が流れ出てしまう為、水質が中々安定しなくなってしまうという悪循環に陥る可能性があります。

しかし、エーハイムクラシック2213のストレーナー部分にストレーナースポンジやプレフィルターを使用することで、フィルター内に汚れが侵入することがほとんどなくなるため、メンテナンス期間を開けることができ、硝化菌も安定してろ材内に滞在することができます。

②エーハイムクラシック2213内の生物ろ過スペースが増える。

ストレーナー部分が付属しているストレーナーカバーの場合、生体の糞や残餌、水草の切れ端等の有機物が外部フィルター内に侵入してしまうため、通常、エーハイムクラシック2213内に物理ろ過部分を作る必要があります。

しかし、ストレーナースポンジやプレスポンジフィルターを使用することで、外部フィルター内に有機物が侵入しにくくなるため、エーハイムクラシック2213内をろ材で埋めることができます。

実際に現在、外部フィルター内にはパワーハウスソフトMのみを使用しています。

③生体がエーハイムクラシック2213内に吸い込まれなくなる。

エーハイムクラシック2213を使用する際に稚魚や稚えび、えび類は付属のストレーナーカバーでは穴が大きい為、外部フィルター内に吸い込まれる恐れあがあります。

その為、小型の生体を飼育や育成する際にはストレーナー、プレスポンジフィルターがあると吸い込まれる恐れがない為、安全です。

ストレーナースポンジ、プレスポンジフィルターを使用するデメリットについて

ストレーナースポンジ、プレスポンジフィルターを使用する際のデメリットは個人的には1つしかないと思っています。

ストレーナースポンジ、プレスポンジフィルターの存在感

水槽に付属のストレーナーカバーを使用している場合に比べ、スポンジ自体の存在感があります。

 

しかし、テトラP1フィルターやエーハイムのスポンジタイプのプレフィルターでしたらそこまで存在感は強くないと思います。

 

エーハイムのプレフィルターですとそこそこ存在感があると思います。

実際に使用しているストレーナースポンジの使い方について

実際に私は様々なストレーナースポンジやプレフィルターを使用してきました。

その中で現在はテトラのツインブリリアントスーパーフィルターを使用しています。

理由として、エーハイムのスポンジタイプのプレフィルターですと吸水パイプに刺すだけでいいので取り付けは簡単ですが、吸い込み口が一箇所しかないのでスポンジタイプのストレーナーが少し詰まるだけで容易にエーハイムクラシック2213自体の吐出量が低下してしまいます。

テトラのP1フィルターは個人的にスポンジ部分の目が粗くフィルター内に有機物が入ってしまうことがありました。

ですので、現在はテトラのツインブリリアントスーパーフィルターが目が細かく、スポンジ自体も大きく有効な物理ろ過が効くと考えて使用しております。

又、付属のスポンジフィルターを差し込む所も穴が大きく何か所も空いている為、スポンジフィルター全体が詰まらない限り、外部フィルター自体の吐出量も落ちにくいです。

ツインブリリアントスーパーフィルターではなく1個だけのものでもいいですが、ツインの方が替えスポンジに使用できたり他の水槽にもう1個使用できるため、コストパフォーマンスがいいと考えています。

エーハイムクラシック2213に使用されている12/16φのホースが使用できる吸水パイプの物でしたら丁度よくはめこむことができるため、使用できます。

画像のようになるべく、スポンジをつけた際に低床に触れないで少し浮くくらいの高さが丁度いいと思っています。

あまり高い位置に取り付けてしまうと底床付近に溜まっている有機物が吸われずに底床に残留してしまいます。

逆に底床についてしまうと下側の吸い込み口が塞がれてしまう恐れがあります。

パイプの長さはエンビカッタやパイプカッターを使用して切断して水槽の高さに合うように調整しています。

カットした後はバリが残ることがあるので、少し鉄やすりや紙やすりでバリ取りをしてあげると安心です。

エーハイム2213に使用しているスポンジを洗う頻度について

エーハイムクラシック2213のストレーナー部分にスポンジを使用する場合、物理ろ過目的で使用しているため、水換えの度に飼育水か浄水の水で水が濁らなくなるまでスポンジを洗っています。

現在の所、餌を1日に複数回、生体のお腹が満たされるほど与えていても、外部フィルター内はほとんど汚れることがなく、お掃除間隔は最低半年~1年開けることができています。

まとめ

簡単に今回の記事のポイントをまとめます。

・ストレーナー部分にスポンジを使用することで外部フィルター自体のメンテナンス間隔を開けることができます。

・スポンジが物理ろ過の役割を果たす為、外部フィルター自体も生物ろ過中心にろ材を入れることができます。

・スポンジ自体は水換えの度等有機物で詰まらないようこまめに洗うようにしてください。

自然界とは違いどうしても水槽という限られた空間で生体を飼育、繁殖するので、水質に波が出てきてしまいます。

生体が健康に過ごせるよう工夫していくことがアクアリウムを趣味として楽しむうえで大切かなと思っています。

最後まで見てくださりありがとうございました。

ABOUT ME
XYL1SH
アクアリウムという趣味がもっと気軽に出来て繁殖の面白さを知ることができたら楽しいのではないかと思い、記事を書き始めました。 私が培ってきた経験や知識を元に書いているので意見の食い違い等もあるかもしれませんが、暖かい目で見て頂けたらなと思います。 又、日々、生体を繁殖させている中で今よりもっといい方法を見つけた場合は記事内容に斜線をひいて変化していくと思いますが、ご了承ください。 実際に繁殖させている生体はyou tubeやInstagramに載せている為、お時間がありましたら参考にしてください。