アクアリウムの基礎

テクノ高槻のエアーポンプシリーズ(ブロワー)について分かりやすく解説します。

ブロワーを購入しようと思うと様々なメーカーがブロワーを販売しており、どこのメーカーのものを使用するか悩むかと思います。

今回はテクノ高槻のエアーポンプシリーズ(ブロワー)について分かりやすく解説したいと思います。

アクアリウムで使用するブロワー(ブロアー)の特徴やメリット、デメリットについて分かりやすく解説します。ブロワーは中々、アクアリウムショップでは置いていないことが多いかもしれません。 基本的には水槽の数が少ない方が多い為、エアーポンプ...

今回の記事では下記について書いていきたいと思います。

Contents

テクノ高槻について

テクノ高槻は国内で初めて電磁式ダイヤフラム方式を開発しています。

現在までに1700万台以上を生産し、利用分野は理化学用、観賞魚用、浄化槽用、エネルギー用と多岐にわたってます。

今後は医療分野でも活躍するエアーポンプを生み出す予定です。

私個人の見解では安永に比べるとアクアリウムショップで使用していることは少なく感じますが、浄化槽用ではテクノ高槻の方が有名だと思います。

XPモデルとHPモデルについて

アクアリウムで使用されることが多いテクノ高槻のブロワーは大きく分けると2種類あります。

XPモデルもHPモデルも塩ビ管を使用して配管する必要があります。

アクアリウムで使用するブロワー(ブロアー)の配管方法について分かりやすく解説します。アクアリウムで使用するブロワーを購入したのはいけどどのようにしたら使用できるようになるのか分からない方も多いかと思います。 ブロワ...

XPモデルについて

元々平成22年まではHPモデルでHP-30、HP-40、HP-60、HP-80のサイズが出ていましたが、新しく小型で省電力、年間二酸化炭素排出量も少ないXPモデルが後継機として発売されました。

HP-30とXP-30を比べると高さは約0.4cm低くなり、縦幅が約3.9cm小型になりました。

重量自体も従来の物より軽くなっています。

二酸化炭素排出量は年間97.2kgと少なっています。

消費電力も安永が約25wですが、テクノ高槻は17wと消費電力も少ないです。

型式がXP-30、XP-40、XP-60、XPー80とあります。

アクアリウムで一般に使用されることが多いサイズはXP-30、XP-40がほとんどだと思います。

吐出風量はXP-30が30000cc/分、XP-40が40000cc/分です。

音に関しては32~36㏈です。

安永製のエアーポンプと比べるとテクノ高槻の方が1段静かに感じます。

40㏈が大体図書館の音やささやき声と言われています。

実際にXP-30で15本とサテライト3個を動かしていたことがありますが、まだまだ余裕がありました。

現在はアクアリウムにはまっている友人に譲ってしまい、使っていません。

HPモデルについて

HPモデルは昔から販売されているモデルになります。

その為、XPモデルに比べるとサイズは結構大きく感じるとおもいます。

SRスイッチを採用しており、ダイヤフラム故障時に自動的に動作を停止するようになっています。

HP-20、HP-100、HP-120、HP-150、HP-200と型式があります。

吐出風量はHP-20が20000cc/分、HP-100が100000cc/分、HP-120が120000cc/分HP-150が150000cc/分HP-200が200000cc/分です。

音に関しては38~48㏈です。

50㏈がエアコンの室外機・静かな事務所の音と言われており、実際に聞こえると少し気になると思います。

テクノ高槻のブロワーについての個人的見解について

静音性について

実際の感覚ですと、XPシリーズの方が少し安永やキョーリンのハイブロー C-8000ヒューズ+に比べると静かに感じます。

個人的には静音性に関してはブロワーの中で1番静かだと思います。

防振性を高めるため、置く場所を防振マットの上等において振動しないようにしてあげるとより静かです。

稼働音が大きくなってきたらフィルターが汚れて詰まってきている可能性があるため、フィルターの掃除をすると元の静かさに戻ると思います。

掃除の方法は安永と同じです。

アクアリウムで使用するブロワー(ブロアー)の定期的なメンテナンス方法について分かりやすく説明します。アクアリウムにはまり、ブロワー(ブロアー)を使用している方も多いと思います。 折角、ブロワーを購入したのであればなるべく長く使用し...

エアレーションの強さ

XPモデルを使用する方はハイブロー C-8000ヒューズ+が60Hz8000cc/分だと少し足りないけど、スポンジフィルターや底面フィルターのろ過器を増やしても10~15個程度にしかしない場合にお勧めです。

XPモデルに関しては吐出量のサイズを選べたり、塩ビ管を使用して使い勝手のいいように配線や配置を行うことができます。

その為、いずれ、ブリードルームや副業として生体繁殖を考えている方向けだと思います。

HPモデルは事業としてアクアリウムをしない限り、吐出量が多すぎて使いにくいと思います。

サイズが大きい。

エアーポンプに比べ、吐出量が大きい為本体のサイズも基本的に大きくなります。

しかし、安永に比べるとXPモデルはサイズが小さく重量も軽いので置き場にも困りにくいと思います。

交換パーツが豊富。

ブロワーはダイヤフロムの部分がゴム製でできていることや24時間365日稼働させていることが多いので、壊れる可能性があります。

長年使っているとゴム製でできているダイヤフロムの部分が紫外線や長年の稼働による経年劣化によってひび割れや破損が起き、吐出量が落ちることが多いです。

又、ゴム製品は使用していなくても製造後から劣化が始まるので長期保管していて久しぶりに使用しはじめる時は少し注意が必要です。

強度としては業務用の浄化槽として使うことも多いので、エアーポンプに比べると壊れにくいと思います。

テクノ高槻も交換パーツを販売していますが安永に比べると、アクアリウムショップ等のお店等ではすぐに手に入りにくいと思います。

その為、使用年数が増えてきたらインターネットであらかじめ予備を購入しておくのが安心です。

まとめ

簡単に今回の記事をまとめます。

・ブロワーの吐出量は最終的に増やすろ過器の数で決める。

・XPモデルは小型で省電力、年間二酸化炭素排出量も少ない。

・XPモデルはブロワーの中では1番静か。

・交換パーツが少し手に入りにくい。

中々店舗では入手しにくいかもしれませんが、いままで私が実際に使用したことのあるブロワーの中では1番静かで小型だと思います。

もし、ブロワーを購入しようか悩んでいる場合はテクノ高槻のブロワーもご検討してみてください。

最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました。

ABOUT ME
XYL1SH
アクアリウムという趣味がもっと気軽に出来て繁殖の面白さを知ることができたら楽しいのではないかと思い、記事を書き始めました。 私が培ってきた経験や知識を元に書いているので意見の食い違い等もあるかもしれませんが、暖かい目で見て頂けたらなと思います。 又、日々、生体を繁殖させている中で今よりもっといい方法を見つけた場合は記事内容に斜線をひいて変化していくと思いますが、ご了承ください。 実際に繁殖させている生体はyou tubeやInstagramに載せている為、お時間がありましたら参考にしてください。