アクアリウムにはまり、ブロワー(ブロアー)を使用している方も多いと思います。
折角、ブロワーを購入したのであればなるべく長く使用したいと感じると思います。
今回はアクアリウムで使用するブロワーのメンテナンス方法について分かりやすく説明させて頂けたらなと思います。
今回の記事では下記について書いていきたいと思います。
Contents
ブロワーとその他付属品の点検箇所について
L字のブロワーアフターパーツ
基本的にアクアリウムでブロワーを使用している方はブロワーと塩ビ管をつなぐためにL字のコネクターを使用しているかと思います。
L字のブロワーアフターパーツはゴム製でできてるため、光、紫外線、熱により化学変化して劣化することがあります。
ゴムが劣化するとひび割れや亀裂が入る可能性があり、ブロワーの出す空気が水槽に100%の力で届かない可能性が出てきます。
又、スポンジフィルター等のろ過器が詰まったりして負荷がポンプにかかった際に圧がかかり、気づかないうちにブロワーアフターパーツに亀裂が入りろ過器に空気を送れなくなっている可能性が出てきます。
気づかないうちにろ過器に酸素が送れないということがないよう、定期的に確認していく必要があります。
L字のブロワーアフターパーツと塩ビ管の外れやずれ
基本的にはL字のブロワーアフターパーツと塩ビ管は金具で固定されているかと思います。
昔のブロワーによってはゴムと塩ビ管を固定する金具がついてきていないこともあるので、しっかりと塩ビ管とゴムの接続部分が空気の圧でずれてきていないか確認します。
塩ビ管と一方コックの間の隙間がないか
塩ビ管と一方コックを差している隙間から使用期間が長くなるにつれ、空気が漏れる可能性があります。
基本的には一方コックを塩ビ管に接続する際にシールテープを使用していたら大丈夫だと思います。
エアーチューブの劣化
エアーチューブは劣化してくるとどんどん硬くなっていきます。
エアーチューブが硬くなってくるとろ過器や一方コックにつける部分が外れやすくなってくるため、しっかりと接続されているか確認していきます。
エアーチューブがあまりに硬くなっている場合、気づかないうちに外れたりする可能性があるので、数年に1度はエアーチューブの交換を行ったりシリコン製のものに変更したりすると安心です。
ろ過器のつまり
スポンジフィルターや底面フィルターを使用している場合、ろ過器が有機物(魚の糞や水草の枯れ葉、ソイルの微粉)等により詰まる可能性があります。
そうした状態が続くとブロワーは吐出口をふさがれている状態に近い形になるため、モーターに負荷がかかりやすくなる可能性があります。
その為、明らかに吐出量が減ったなと感じるろ過器が入っている水槽はろ過器を洗浄するなどして以前の通水性を保てるようにするのがお勧めです。
ブロワー本体のメンテナンスについて
ブロワーとその他点検箇所の確認が終わりましたら次は本体のメンテナンスを行っていきます。
簡単に説明しますとブロワーは圧縮された空気を吐き出してろ過器に空気を送っています。
その為、空気を吐き出すには吸い込まないとならない為、空気の取り込み口がついています。
ブロワーの取り込み口には埃や砂等の異物がモーターに入らないよう、エアーフィルターがついています。
エアーフィルターが埃や砂等の異物で詰まってしまうとブロワー本体に負荷がかかります。
私たちの身近なもので、一番想像しやすいのはドライヤーです。
ドライヤーの後ろについている吸い込み口をタオル等で塞ぐとドライヤーが空気を取り込めなくなり、モーターが大きな音を出しますよね。
その為、まず、エアーフィルターを綺麗にしていく必要があります。
エアーフィルターを綺麗にする際、埃がまうことが多いので電源を抜き、L字の接続部分を外してブロワー本体を外に持っていくのがお勧めです。
ブロワーのエアーフィルターを固定している蓋は基本的にはネジ式とはめ込み式があります。
アクアリウムで使用することが多い安永とテクノ高槻はネジ式タイプです。
まず、ネジをはずします。
ドライバーで簡単に外すことができます。
蓋を持ち上げるとオレンジの蓋の部分だけが外れます。
中に入っている黒い物がエアーフィルターです。
エアーフィルターについている汚れを落とします。大体1年程でエアーフィルターを交換しています。
エアーフィルターを外した下の部分も汚れていることが多いのでいらなくなった歯ブラシ等を使用して汚れをかきだしています。
よく忘れてしまうのはオレンジの蓋の後ろ部分です。
ここも汚れやすいので外した時に綺麗に汚れを落としていきます。
基本的には3~4か月ごとメンテナンスを行い、フィルターの劣化や汚れ具合をみて新品の物に交換しています。
壊れた時に困らないよう予備の交換パーツを1組持っていると安心です。
まとめ
簡単に今回の記事をまとめます。
・ブロワーの吐出口から末端までの点検を行う。
・L字のゴム部分が経年劣化しやすい為、確認する。
・エアーフィルターが埃や塵で詰まりやすい為、定期的に綺麗にする。
・必要時、モーターに負荷がかからないよう早めに交換が必要なパーツは交換していく。
定期的にメンテナンスと点検をおこなっていくことで長く製品を愛用することができると思います。
こうした些細なことを継続することでブロワー本体も100%の性能を発揮でき、ろ過器に効率よく空気が送れるようになります。
そうすると、生体も活き活きしてきてよりアクアリウムを楽しめるようになると思います。
最後まで、読んでくださりありがとうございました。