アクアリウムの基礎

エーハイムクラシック2213の特徴について分かりやすく説明します

外部フィルターの中でもエーハイム社の外部フィルターを愛用しています。

今回はエーハイムの外部フィルターの中でもクラシック2213について説明させて頂きたいと思います。

エーハイムクラシック2213を使用する上で行っている工夫について分かりやすく記載させて頂いたのでよろしければ参考にしてみてください
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エーハイム社について

1949年、ギュンター・エーハイムはドイツのエスリンゲンで鉄道や車両の模型を製作するエーハイム社を設立しました。

元々、エーハイム社は鉄道模型の噴水等に使用する小型ポンプを開発していました。

アクアリウムが趣味であり当時、市販されていたフィルターのろ過能力の低さを補うメンテナンスに煩わしさを抱いていたそうです。

そこで一人のアクアリストとして小型ポンプ(マグネットポンプ)とフィルターケースを組み合わせた外部フィルターの製品化に着手し、製品化に成功しました。

こうして、エーハイム社は世界最初のモーター式外部フィルターとして1963年に誕生しました。

エーハイム社は「長期の使用に耐えられる品質」と「パーツ交換による継続使用の実現」を企業理念にしています。

その為、多くの製品の交換パーツを取り揃えています。

エーハイムクラシック2213の特徴について

外部フィルターはろ材を密閉されたろ材収納部(フィルターケース)に収め、水を強制的に通過、ろ過させるようになっているのが構造的特徴です。

その中でもエーハイムクラシック2213は円柱になっており、水がろ材コンテナの下から上へと1方向へ流れるようになっています。

クラシックフィルターはサイズは違いますが、全て1方向へ流れる1Way方式になっています。

その為、下から上に一直線に通水するため余計な配管がなく、ほぼすべての水がろ過材を通過することができます。

ほぼ全ての水がろ材を通過することでより効果的な生物ろ過が行うことができるように設計されているなと感じます。

構造もシンプルな為、操作やメンテナンスが簡単で故障が少なく、長く使えると思っています。

実際に1番長く使用しているエーハイムクラシック2213は10年以上使用していますが、交換パーツが豊富なので現在も現役で使用しています。

ろ過槽容量について

エーハイムクラシック2213のろ過槽容量は3.5リットルです。

エーハイムクラシック2213にはろ材を入れるコンテナが付属されており、そちらを使用する場合の容量は3.0リットルになります。

その為、私はろ材コンテナを使用していません。

考え方にもよるかと思いますが、私が外部フィルターを利用している理由は生物ろ過を強化したいと思って使用しています。

コンテナを使用することで500ミリリットルのスペースを使用できないのは勿体ないと考えています。

ろ材の間や下にもスポンジを入れて、物理ろ過を強化したい場合やエーハイムから発売されているサブストラットプロというろ材を使用する場合は多孔質構造で硝化バクテリアも着生しやすいと思いますがボール状ろ材であり構造上詰まりやすいので、エーハイムが推奨しているようにスポンジ等を挟んだりする必要があります。

そのようにして使用する場合はコンテナがあると大変便利だと思います。

私の場合はろ材コンテナを外してこのようなネットに入れて使用しています。

円柱タイプのネットが近くに売っている場合は円柱タイプがお勧めなので使用してみてください。

注意点としてはネットを使用する場合、長期的に使用していると破れてくるので定期的に交換する必要があります。

以前エーハイム社に問い合わせをした際にろ材コンテナを使用しない場合は排水口や給水口の部分にろ材が詰まる場合があるのでろ材固定盤を上と下に計2枚使用すると安全ですと教えて頂きました。

私は更に繁殖水槽や育成水槽は餌を沢山あげて水が汚れやすい為、プレフィルター(サブフィルター)を使用しています。

そうすることで、ろ過容量が増え生物ろ過をより強化することができます。

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エーハイムクラシック2213を使用する際の注意点

設置場所について

エーハイムクラシックシリーズを使用する場合、サイフォンの原理を利用して飼育水を循環させています。

サイフォンの原理とは高い位置に液面がある場合、チューブを経由して一旦上に持ち上がった後、下側に自然に流れ続けて落ちていくメカニズムのことです。

身近の物では灯油を入れるときのシュコシュコするポンプも同じ原理を使用しています。

その為、水槽より下に設置するようにしてください。

しかし、高低差がありすぎると今度は水槽に給水する際にポンプの力を利用して給水しているため、流量が減ってしまいます。

エーハイム社では水面からの高低差を150cm以内に抑えるようにしてくださいと警鐘しています。

吸水口の締めすぎについて

エーハイムクラシック2213のフィルター吸水口(下側の口)は手で絞めこむ「ねじ込み式」です。

ここが緩いと水漏れがしてくることが多いので水漏れがした場合は画像のように時計回りに締めてください。

硬い場合は無理に動かさないように気をつけてください。

以前、無理に締めすぎてフィルターケースが破損して買い替えたことがあります。

長期的に使用していると吸水口についているOリングが劣化して水漏れがする場合もあるので、その場合は交換パーツが売っていますので、交換してください。

吸水口にスポンジを使用する場合

外部フィルターを使用するのにあたって外部フィルター内に汚れが入らないようにストレーナースポンジをつけることが多いと思います。

私も実際に使用していますが、エーハイムの給水口は一箇所しか穴が開いていません。

その為、ストレーナースポンジを使用する場合、目が細かすぎたりストレーナースポンジが汚れを吸着してくるとサイフォンの原理を使用して外部フィルター内に水を強制的に通過させている為、徐々に流量が低下してきます。

こまめにストレーナースポンジを揉んで綺麗にしてあげたり、細かすぎるストレーナースポンジは使用しないようにしてください。

モーターヘッドの下の所から水漏れがする場合

モーターヘッドの下から水漏れがする場合、原因は2つあります。

1つ目はモーターヘッドとフィルターケースを止めているフックがしっかりと止まっていないことです。

しっかりと止まっていないと徐々に浮いてきて水漏れの原因となります。

2つ目はフィルターケースのOリングです。

フィルターケースのOリングがよじれていたり、しっかりと装着されていないと水漏れの原因になるので、しっかりと確認してから使用してください。

又、長期間使用しているとOリングが劣化して水が漏れてきたことがあります。

その場合は新しいものと交換してください。

外部フィルター使用時の異常音

異常音がなる原因は3つあります。

1つ目は空気が残留している際になるジュルジュルやガラガラといった音です。

呼び水がしっかりと出来ていない場合やフィルター内部に空気が残っている場合です。

呼び水がしっかりとできてない場合は始めからやり直してください。

呼び水がしっかり出来ているのにフィルター内部に空気が残っている場合はフィルターを揺らしたり、コンセントを何度か抜いたり刺したりすると残留している空気が抜けてきます。

2つ目はインペラー、スピンドル、ラバーに汚れがついていたり、異物が噛んでいる場合です。

その場合はインペラー、スピンドル、ラバーの収納部分を外してお掃除してください。

3つ目は長期的に使用していることでインペラーやスピンドル、ラバーの摩耗や劣化、破損です。

今までに実際メンテナンス中に破損したり摩耗して壊れたことが何度かあります。

特にスピンドルはセラミックの細い棒なので、曲がったり折れたりしやすいです。

後はインペラーのプロペラ部分と磁石部分が経年劣化で外れて壊れることがありました。

壊れた際にすぐに交換できないとろ材のバクテリアが死滅してしまう恐れもあるので予備を持っていると安心です。

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まとめ

簡単に今回の記事のポイントをまとめます。

・エーハイム社は長期の使用に耐えられる品質とパーツ交換による継続使用の実現を企業理念にしています。

・実際に10年以上パーツ交換を行いながら現在も使用することが出来ています。

・構造もシンプルで1way方式を使用している為、効果的な生物ろ過が行うことができるようになっているのも大きな特徴です。

・困った際は注意点を参考にして頂けると問題が解決しやすいと思います。

機材に関しましては、自分が使いやすい物を使用するのが1番だと思います。

外部フィルターに関しては色んなメーカーの物がありますが、なるべく統一した方がその製品の特長を掴めるので、何かあった際の対策も取りやすくなると思います。

最後まで見てくださりありがとうございました。

ABOUT ME
XYL1SH
アクアリウムという趣味がもっと気軽に出来て繁殖の面白さを知ることができたら楽しいのではないかと思い、記事を書き始めました。 私が培ってきた経験や知識を元に書いているので意見の食い違い等もあるかもしれませんが、暖かい目で見て頂けたらなと思います。 又、日々、生体を繁殖させている中で今よりもっといい方法を見つけた場合は記事内容に斜線をひいて変化していくと思いますが、ご了承ください。 実際に繁殖させている生体はyou tubeやInstagramに載せている為、お時間がありましたら参考にしてください。