アクアリウム用浄水器を使用しているといずれアクアリウム用浄水器のフィルター交換時期が近づいてくると思います。
しかし、中々アクアリウム用浄水器のフィルターを交換するタイミングや交換にするのにあたって種類もあるし、難しいと思う方もいるかもしれません。
今回はアクアリウム用浄水器のフィルターの種類、フィルター交換する方法について分かりやすく説明します。
Contents
アクアリウム用浄水器のフィルターの種類について
1番初めに水道から流れてきた水道水はコットンフィルターかセディメントフィルターの中に入ります。
コットンフィルター
ナチュラルコットンフィルターはコットン(綿)を巻いた素材でできており、鉄サビや細菌等5ミクロン以上の不純物を物理的にろ過するようにできています。
又、老朽化した水道管などから出る鉄サビや微粒子、マンションなどの貯水タンクから検出されやすい細菌など、5ミクロン以上の不純物を物理的に除去します。
シュリンプコットンフィルターはコットン(綿)を巻いた素材でできており、鉄サビや細菌等3ミクロン以上の不純物を物理的にろ過するようにできています。
又、老朽化した水道管などから出る鉄サビや微粒子、マンションなどの貯水タンクから検出されやすい細菌など、3ミクロン以上の不純物を物理的に除去します。
2つの違いは素材が一緒でもこしとるサイズが変わってきます。
最低でも5ミクロン以上の不純物を物理的に除去できたら熱帯魚等の飼育をする上で問題ないかと思います。
水道水のTDSが高い場合はミネラル以外にも不純物も多く入っている可能性があるので3ミクロン以上のコットンフィルターを検討してみるのもいいかもしれません。
セディメントフィルター
セディメントフィルターは素材が100%ポリプロピレンファイバー素材でできています。
最も軽い化学繊維と言われていて素材繊維が均一で浄水水路ができにくいと言われています。
セディメントフィルターは化学繊維で作られている為、1ミクロン、3ミクロン、5ミクロンと種類が豊富にあります。
昔は化学繊維で作られている為、コットンフィルターに比べ、産卵率が悪いと言われていました。
実際にどちらも使用してみましたが、私の住んでいる地域では明らかな効果を実感できるような変化は感じられなかった為、どちらでも大丈夫だと思います。
ファイバーカーボンフィルター
ファイバーカーボンフィルター(炭素、炭)は2番目に水が通るフィルターで残留塩素や微粒子を吸着除去してくれるようになっています。
ファイバーカーボンフィルターが残留塩素を吸着除去できているか、定期的に塩素テスターで確認すると安心です。
2番目のファイバーカーボンフィルターは種類がない為、選ぶのに迷うことはないかと思います。
アクアリウム用浄水器のフィルター交換時期について
アクアリウム用浄水器のフィルター交換時期については地域によって水質が違う為、一概にこのタイミングというのは難しいと思います。
又、使用量によっても交換時期は異なってくると思います。
マーフィード社から目安が出ているのでよろしかったら参考にしてください。
ナチュラルコットンフィルターの交換目安は30〜50t、フィルターの汚れが目立つ時
6ヶ月以上使用時、目詰まりによる生産量低下となっています。
ファイバーカーボンフィルターの交換目安は 30〜50t、残留塩素検出時、6ヶ月以上使用時
目詰まりによる生産量低下となっています。
画像のようにナチュラルコットンフィルターは新品のものと比べると明らかに目に見えて繊維に汚れが溜まってくるから分かりやすいと思います。
しかし、ファイバーカーボンフィルターの場合は残留塩素を計る以外、目に見える変化はでてきません。
その為、私はナチュラルコットンフィルターを交換するタイミングで残留塩素が検出されなくてもファイバーカーボンフィルターの交換も行っています。
毎日200ℓ以上の水換えを行っていない場合は半年でここまで汚れが付着することはないと思いますので、安心してください。
アクアリウム用浄水器のフィルター交換の方法について
アクアリウム用浄水器のフィルター交換を行うにあたって必要なものはフィルターレンチです。
基本的にはアクアリウム用浄水器を購入した際に一緒に入っていると思います。
付属しているフィルターレンチを写真のように差し込んで、のの字を描くように回すと外れます。
水漏れしないように硬めに固定してあるため、ある程度力が必要です。
外れたら新しいフィルターを入れて先ほどと逆に回すと締まります。
しっかりと締めないと次回浄水器を使用する際に水漏れする可能性があるので、なるべく割れない程度にきつく締めてください。
フィルターを交換した後、新品のファイバーカーボンフィルターは活性炭の粒子によって水が黒くなる可能性があるため、濁りが出やすいので、濁りが取れるまで通水するようにしてください。
最後に塩素テスターを使用して残留塩素がないか確認します。
付属の容器に2~3滴塩素テスターを入れてあげます。
黄色くなった場合は残留塩素が検出されています。
色が変化しない場合はしっかりとファイバーカーボンフィルターが残留塩素を吸着しています。
まとめ
簡単に今回の記事のポイントをまとめます。
・コットンフィルターとセディメントフィルターは除去できるミクロンが違う為、購入時に注意が必要。
・フィルターの交換時期は地域によって違う為、交換目安を参考にする。
・アクアリウム用浄水器のフィルターを交換した後、水漏れする可能性があるため、しっかりと締める。
折角、アクアリウム用浄水器を購入してもフィルターが痛んでいると最大限の効果を発揮することが難しくなってしまいます。
その為、定期的にコットンフィルターが汚れていないか目視で確認する必要があります。
又、残留塩素が検出されていないか塩素テスターで確認するとより安全です。
最後まで見てくださりありがとうございました。