アクアリウムの基礎

アクアリウム用浄水器の設置方法と効果的な使用方法について分かりやすく説明します。

アクアリウム用浄水器を使用したことがない方やなんとなく使用している場合、本当にこの使い方でいいのかなと思うと思うことがあるかもしれません。

今回はアクアリウム用浄水器の設置方法と効果的な使用方法について分かりやすく説明させて頂きます。

この記事を読むことで、アクアリウム用浄水器の設置方法とどのように使用すると効果的に使用できるのか分かると思います。

今回の記事では下記について書いていきたいと思います。

アクアリウム用浄水器のフィルターの種類、フィルター交換する方法について記載させて頂いたのでよろしければ参考にしてください。
アクアリウム用浄水器のフィルターの種類、フィルター交換する方法について分かりやすく説明します。アクアリウム用浄水器を使用しているといずれアクアリウム用浄水器のフィルター交換時期が近づいてくると思います。 しかし、中々アクアリ...

アクアリウム用浄水器の設置方法について。

アクアリウム用浄水器を水道の蛇口に取り付ける際に方法は2つあります。

1つ目はマルチコックキットを使用して設置する方法です。

マルチコックキットは蛇口の形状に合わせたアダプターが沢山ついています。

その為、先端が膨らんだ蛇口、飛沫アダプターのついている蛇口で外側ネジタイプ、内側ネジタイプ等様々な形状の水道に対応できるように作られているため、賃貸でも蛇口に傷がつかなく設置しやすいです。

センサー蛇口やシャワー蛇口、蛇口の口径が4角形のもの、蛇口の出口が24mm以上のものには設置することが出来ない為、購入時に確認した方が安心です。

ホース自体もコレットと言って白いホースとマルチコック本体部分を押して引くだけで取り外しができるため、使わない時は簡単に取り外すことができます。

アクアリウム用浄水器を外さないで設置をしたままでもマルチコックでしたら原水と浄水を切り替えられるコックがついている為、簡単に切り替えることができます。

普段は水道として普通に使用し、水替えの際にアクアリウム用浄水器のコックに切り替えて簡単に水換えができるようにすることができます。

マルチコックキットを使用する場合、浄水器のイン側の金属部分(写真右側)を外してマルチコックのメールコネクター(写真左側の白いパーツ)を取り付ける必要があります。

金属部分を取り外す場合、別途スパナを準備する必要があります。

浄水器のイン側の金属部分(写真右側)を外してマルチコックのメールコネクター(写真左側の白いパーツ)を取り付ける際にシールテープを巻いて接続部から水漏れしないようにすると安心です。

シールテープを巻く際は先端から巻いてしまうと内部で切れたシールテープが浄水器の中に入ってしまったり、目詰まりする可能性があるので、ネジの先端の1~2山程度残した所から指でしっかり押さえながら巻く必要があります。

シールテープを巻く際は時計回りにずれないように巻いてください。

逆に巻いてしまうとネジを締めた時にシールテープがずれたり、ほどけて上手くいかない可能性があります。

シールテープを巻く回数は2~3巻き程度です。

もう一つの方法は散水パーツを使用して蛇口にとりつける方法です。

丸蛇口にしか取り付けられませんが、ネジを締めて取り付けることができます。

水道の蛇口によってはしっかり絞めこんで取り付けても脇から漏れる可能性があります。

アクアリウム用浄水器の効果的な使用方法について。

アクアリウム用浄水器を初めて使用する場合や右の白いナチュラルコットンフィルターと左の青いファイバーカーボンフィルターを新しい物に交換した場合、しなくてはいけない作業があります。

新品のファイバーカーボンフィルターは活性炭の粒子によって水が黒くなる可能性があるため、濁りが出やすいです。

その為、濁りが取れるまで通水するようにする必要があります。

アクアリウム用浄水器の効果的な使用方法ですが、使用する際に毎回、20ℓ程度の通水をするようにしてから使用してください。

アクアリウム用浄水器の場合、チオ硫酸ナトリウム等の薬品は使用せず、白いナチュラルコットン(紐状の木綿)が鉄サビ、微粒子、ゴミ、細菌等の5ミクロン以上の不純物を物理的に除去してくれます。

青いファイバーカーボンフィルター(炭素、炭)が残留塩素や微粒子を吸着除去してくれるようになっています。

その為、特にファイバーカーボンフィルター以降には塩素がない為、細菌が湧きやすくなっています。

数日以上経ってる場合は残留塩素は徐々に抜ける性質があるため、アクアリウム用浄水器全体でも細菌が湧く可能性はあります。

20ℓ程度の通水をすることで、アクアリウム用浄水器の中で沸いている可能性がある細菌を水槽内に入れないようにすることができるので水質の変動がより少なくなります。

アクアリウム浄水器の処理能力は毎分7リットルまでですが、地域の水質によってかなりの差があります。

その為、最初はアクアリウム用浄水器内の細菌を除去(ウォッシュアウト)できるよう、強めに蛇口を捻り、20ℓ程度通水できたら、少し蛇口を絞りぎみにするとより効果的だと思います。

まとめ

簡単に今回の記事のポイントをまとめます。

・アクアリウム用浄水器を設置する場合、蛇口に取り付ける方法はマルチコックと散水パーツの2種類がある。

・住んでいる蛇口を確認してから購入すると安心。

・アクアリウム用浄水器を初めて使用する場合、活性炭の粒子により濁る可能性があるため、通水してから使用する必要がある。

・アクアリウム用浄水器を使用する場合、数日経つと細菌が繁殖している可能性があるため、通水してから使用する。

ちょっとした1手間ですが、目に見えて効果を感じられると思うので是非試してみてください。

最後まで見てくださりありがとうございました。

ABOUT ME
XYL1SH
アクアリウムという趣味がもっと気軽に出来て繁殖の面白さを知ることができたら楽しいのではないかと思い、記事を書き始めました。 私が培ってきた経験や知識を元に書いているので意見の食い違い等もあるかもしれませんが、暖かい目で見て頂けたらなと思います。 又、日々、生体を繁殖させている中で今よりもっといい方法を見つけた場合は記事内容に斜線をひいて変化していくと思いますが、ご了承ください。 実際に繁殖させている生体はyou tubeやInstagramに載せている為、お時間がありましたら参考にしてください。