アクアリウムの基礎

キョーリンのハイブロー C-8000ヒューズ+について分かりやすくレビューします。

エアーポンプを購入する際に各メーカーが販売している為、どのエアーポンプを購入したらいいのか悩むと思います。

又、エアーポンプの場合、吐出量も気になりますが、稼働音も生活する上で気になってくるかと思います。

今回はキョーリンのハイブロー C-8000ヒューズ+について説明させて頂けたらなと思います。

キョーリンについて

キョーリンはカミハタ養魚グループの中の1つです。

人と生き物が共に暮らす環境をトータルに提案しています。

個人的には自然環境との共存、楽しい観賞魚飼育の提案との調和を目指しており、観賞魚を世界中から輸入しているだけではなく、生体の健康を考えた高品質な飼料を化学的にも検証しながら開発しています。

キョーリンは餌のイメージがとても強いと思いますが、ブラックホールやハイブロー C-8000ヒューズ+等飼育用品も優れたものが多いです。

ハイブロー C-8000ヒューズ+の特徴について。

ハイブロー C-8000ヒューズ+には大きな特徴が2つあります。

HIGHスイッチ、LOWスイッチ

ハイブロー C-8000ヒューズ+には本体の後ろ側にHIGHスイッチとLOWスイッチがついており、吐出量を変化させることができます。

その為、今後水槽を増やす予定があるけど現在は本数が少ない場合、LOWで使用し、本数が増えてきて吐出量が少なく感じたらHIGHにするということが簡単にできます。

Hz(ヘルツ)で吐出量が違う。

電力会社から供給されている電気は、交流といわれ、電気のプラス(+)、マイナス(-)が1秒間に何十回と入れ代わっています。

1秒間に入れ替わる回数が周波数(Hz:ヘルツ)と呼ばれています。

家電製品の中には、この周波数を基準にしているものが多いです。

おおまかに、分けると東日本が50Hz、西日本が60Hzです。

静岡県の富士川と新潟県の糸魚川あたりが境目となっており、一部には混在している地区もあるので、境に住んでいる場合は電力会社に確認すると安心です。

洗濯機や乾燥機・冷蔵庫・電子レンジ・蛍光灯は周波数の確認が必要ですが、その他家電は基本的には50Hzと60Hz両方使えることが多いです。

モーターを使用している掃除機・扇風機・ミキサー・ドライヤー等の家電は周波数によって多少性能が落ちます。

ハイブロー C-8000ヒューズ+も2つのゴム(ダイヤフラム)が磁石によって伸縮することで空気を吐出している為、Hzによって吐出量が変化します。

HIGHスイッチの場合、吐出風量は50Hz6500cc/分 60Hz8000cc/分です。

LOWスイッチの場合、吐出風量は50Hz3500cc/分 60Hz3500cc/分とHzが違っても一緒です。

キョーリンのハイブロー C-8000ヒューズ+の個人的見解について

静音性について

個人的には水心AIR PUMPシリーズよりも静かです。

ですので、エアーポンプの中では1番静音性が高いと思います。

静音性を保つ為にポンプユニット自体を柔軟性の高いクッションゴムで固定している為、振動がほとんど吸収されて音が防振性が高いです。

寝室等で使用することがある場合はより防振性を高めるため、置く場所を防振マットの上等において振動しないようにしてあげるとより静かです。

本体の稼働音よりエアレーションの水の音の方が大きいです。

HIGHでもLOWでもほとんど静音性は変わりません。

エアレーションの強さ

エアレーションの強さはLOWとHIGHで違いますが、LOWでもスポンジフィルター3~4個は余裕で動かすことができます。

個人的にはLOWの状態で水心のSSPP-2Sより余裕があるように感じます。

HIGHではスポンジフィルター6個は回すことができています。

個人的には1分岐のエアーポンプの中では1番吐出量が多いと思います。

少しサイズが大きい

他のエアーポンプに比べると吐出量が多い為、本体のサイズ自体も少し大きいです。

本体サイズ は幅21cm×奥行16cm×高さ13cmです。

本体重量も1.22kgあります。

その為、基本的には床か棚に設置することがほとんどだと思います。

交換パーツが豊富

エアーポンプはダイヤフロムの部分がゴム製でできていることや24時間365日稼働させていることが多いので、壊れる可能性があります。

長年使っているとゴム製でできているダイヤフロムの部分が紫外線や長年の稼働による経年劣化によってひび割れや破損が起き、吐出量が落ちることが多いです。

又、ゴム製品は使用していなくても製造後から劣化が始まるので長期保管していて久しぶりに使用しはじめる時は少し注意が必要です。

交換ユニットを販売してくれており、交換ユニットの中には振動子ブロック、ヨークパッキン、フィルター、フィルター押さえが入っています。

交換することで、新品のように吐出量が戻ります。又、汚れやすい交換フィルターも入っているので、水洗い後に予備パーツとして使用することができるため、便利です。

発熱に注意

交換パーツの所で書かせて頂きましたが、ゴムは劣化しやすいです。

キョーリンのハイブロー C-8000ヒューズ+は24時間365日稼働させることが多くポンプ自体も吐出量が多い為、振動子ブロック自体も大きいです。

その為、発熱量も多く、1番ゴムを劣化させやすい要因としてポンプ内部の電磁石コイルから発生する熱が原因なことが多いと思います。

その為、本体に負荷がかからないようにすることで熱が上がりやすいという環境が起こらないようにしてあげることが大切です。

具体的には空気を吸い込みやすい、空気を吐き出しやすいという環境を整えてあげることが本体自体の寿命を長くさせるコツだと思います。

空気を吸い込みやすいよう、キョーリンのハイブロー C-8000ヒューズ+は本体の底にフィルターがついています。

使用している環境にあわせて最低でも、3か月ごとに水洗いをしてフィルタ-が目詰まりしやすいようにしてあげることが重要です。

空気を吐き出しやすいようにするにはコックで吐出量をしぼりすぎないようにし、どうしても吐出量が多い場合、分岐部分にエアーストーンをつけて大気中で空気を抜いてあげると本体に負荷がかかりにくいです。

他にもチューブが折れていないか、曲がっていないか確認することも大切です。

まとめ

簡単に今回の記事をまとめます。

・LOW、HIGHで吐出量を変えることができる。

・Hz(ヘルツ)で吐出量が変化する為、注意が必要。

・静音性も高い。

 

エアーポンプを使用される方は自宅やマンション、事務所で使用される方がほとんどだと思います。

その為、日常生活をおこなっている環境では音はかなり気になる要因の1つだと思います。

吐出量だけ考えると他にもいい商品はあるかと思いますが、静音性と吐出量の強さというバランスを考えた場合、1番バランスの良い商品だと思いますので、是非試してみてください。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

ABOUT ME
XYL1SH
アクアリウムという趣味がもっと気軽に出来て繁殖の面白さを知ることができたら楽しいのではないかと思い、記事を書き始めました。 私が培ってきた経験や知識を元に書いているので意見の食い違い等もあるかもしれませんが、暖かい目で見て頂けたらなと思います。 又、日々、生体を繁殖させている中で今よりもっといい方法を見つけた場合は記事内容に斜線をひいて変化していくと思いますが、ご了承ください。 実際に繁殖させている生体はyou tubeやInstagramに載せている為、お時間がありましたら参考にしてください。