コリドラス(コリドラス・パラレウス、コルレア)

コリドラスを飼育したくなる5つの魅力について分かりやすく説明します。

アクアリウムショップや熱帯魚屋さんに行くとどこかの水槽に必ずいることが多いコリドラスですが、コリドラスに興味がない方はそこまで気にしてみたことがないかと思います。

私自身、元々ネイチャーアクアリウムやレッドビーシュリンプのブリードをずっと行ってきてきていたため、初めは全く興味がありませんでした。

しかし、問屋さんや卸しているアクアリウムショップで見かけるうちにどんどんコリドラスの可愛さや魅力にはまってしまい、10年程ブリードしています。

今回はコリドラスを飼育したくなる5つの魅力について分かりやすく説明していきたいと思います。

種類が豊富でコレクションしたくなる

今までに150種類以上のコリドラスが発見されており、色、形、模様、大きさや発色の仕方が異なるので、色々な見た目のコリドラスを飼育したくなると思います。

他にも同じコリドラスでも、吻(ふん)の形状や体格の違いからショートノーズ、ロングノーズ、セミロングノーズ、小型種、渓流型の種類に分けることができます。

種類によっても性格が違っており飼育方法、繁殖へのアプローチが変わってくるので、見た目だけではなく、様々な種類のコリドラスを飼育したくなる要因の1つだと思います。

私自身もコリドラスを飼育し始めた頃は色々な種類のコリドラスを飼育していました。

気になるコリドラスを見つけた場合は名称かCナンバー、CWナンバーで調べると検索しやすいです。

コリドラスの種類、分布図、ナンバーに関しては下記を参考にしてみてください。
コリドラスの体の特徴、種類、生息地について分かりやすく説明します。アクアリウムを始めて色々な種類の魚をブリードする中でコリドラスにもとてもはまりました。 コリドラスは生息地域が広く個体の種類によっ...

見た目や動きが可愛い

初めの頃は思いませんでしたが、見れば見るほど丸々、クリクリとした眼や寸胴なぽちゃっとした体型がとても可愛らしく感じてきます。

おしりを揺らしながらの餌を食べるときのモフモフ動作がたまらないという方も多いかと思います。

ショートノーズや小型種の場合、小競り合いや喧嘩することもなく協調性が高いので、みんなで一緒にモフモフしたり集まって行動していることが多いです。

その姿がまたたまりません。

赤ちゃんサイズの時がまたちょこちょこ具合が増して可愛いので、子育てを実際にしている感覚に陥ると思います。

混泳も種類によっては行いやすい

他の熱帯魚や甲殻類等の生体と混泳自体も行うことができる種類が多く、水槽内の残り餌等を食べてくれることから水槽のお掃除屋さんともいわれています。

実際にメダカやレッドビーシュリンプと一緒に飼育していたこともありますが特に問題はありませんでした。

性格が温厚ですが他の熱帯魚に比べると食事量は多めな為、混泳の場合はやせ細ってしまう可能性があります。

コリドラスの稚魚をメダカと一緒に飼育していたら、メダカの方が餌を沢山たべてしまうため、実施にやせ細って中々成長しなかったことがあります。

その為、混泳の場合はやせ細ってないか注意してあげてください。

水質や水温にある程度適応できる

コリドラス専門店で販売されている希少な一部の種類のコリドラスを除くと、基本的にコリドラスは水質にそこまでうるさくなくアクアリウムを始めたばかりの初心者の方でも飼育しやすい生体だと思います。

基本的にはカルキ抜きや浄水器があったら問題なく楽しめるかと思います。

個人的にはカルキ抜き(チオ硫酸ナトリウム)の量を間違えたりして魚や甲殻類がなくなってしまうリスクがあるため、エアレーションの爆気や浄水器を飼育水として使用するのが安全だと思います。

水温に関してはコリドラスの場合、22~28℃前後が安心できる水温帯だと思います。

しかし、機器トラブル等により一時的に水温が下がってしまうこともあるかもしれません。

熱帯魚の場合、22℃を下回ると調子を崩し、亡くなってしまうことが多いかと思います。

実経験ですが、コリドラスの場合、空調が壊れて15℃まで水温が1週間程低下したことがありますが、特に問題なく元気でした。

低水温に関してはそこまでビクビクすることなく飼育できますが、高水温に関しては28℃をこえてくると少しずつ調子を崩し始めるので、少し注意が必要です。

初心者の方ですと常に水温と水質を気にするのは難しいと思うので、そういった面でも飼育導入のハードルはかなり低いかと思います。

飼育に使用する水については下記記事を参考にしてみてください。
アクアリウム(熱帯魚、甲殻類、水草)に使用する水について解説します。普段何気なくアクアリウムで使っている水や飼育水ですが、アクアリウムを構成する中で水がとりわけ重要というのは言うまでもないと思います。 ...

繁殖も楽しめる

コリドラスは繁殖行動としてTポジションという呼ばれる珍しいポーズをするのが有名です。

産卵時、発情した雄が雌を追いかけて、雌の前に移動してちょこちょことダンスをします。

雌が受け入れると雌の口の前に排泄口を近づけて雌が吸い付いた所で、放精します。

実際に行っている姿が写真です。

写真を上から見るとTの字に見えることからTポジションと言われています。

実際に初めて見た時は今まで色々な種類の生体を繁殖させてきましたが、見たことない繁殖行動だったので、感動でした。

一般的に、コリドラスステルバイやコリドラスパンダ、白コリドラス等は繁殖が簡単と言われています。

コリドラスの種類によっても繁殖の難易度が違うといった点もコリドラスにハマってしまう1つの要因だと思います。

まとめ

簡単に今回の記事のポイントをまとめます。

・150種類以上のコリドラスがいて自分好みの子を見つけることができる。

・モフモフ動作や、見た目が可愛い。

・混泳自体も容易。

・混泳する場合は、やせ細っていないか観察が必要。

・水温や水質にそこまでうるさくない。

・Tポジションという一見変わった繁殖行動も楽しめる。

飼育自体も容易なので是非一度アクアリウムショップやホームセンターで実際に見てみてください。

コリドラスの魅力に取りつかれること間違いなしです!!

最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました。

ABOUT ME
XYL1SH
アクアリウムという趣味がもっと気軽に出来て繁殖の面白さを知ることができたら楽しいのではないかと思い、記事を書き始めました。 私が培ってきた経験や知識を元に書いているので意見の食い違い等もあるかもしれませんが、暖かい目で見て頂けたらなと思います。 又、日々、生体を繁殖させている中で今よりもっといい方法を見つけた場合は記事内容に斜線をひいて変化していくと思いますが、ご了承ください。 実際に繁殖させている生体はyou tubeやInstagramに載せている為、お時間がありましたら参考にしてください。