今回はエーハイムアクアコンパクト2004、2005の実際の掃除方法とタイミングについて実践を交えて分かりやすく説明させて頂きたいと思います。
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エーハイムアクアコンパクト2004、2005のお掃除のタイミングについて
よくお掃除のタイミングについて聞かれるのですが、ろか槽のお掃除のタイミングは一概に何か月おきとは言えません。
それは生体の種類や入っている匹数やサイズによって餌の食べる量や餌の種類によって変わってくるからです。
他にも、飼育者があげる餌の回数や量によっても生体が食べきれなくて残り餌が水を汚す可能性もあります。
サブフィルターとしてスポンジフィルター等を併用しているかでも変わってきます。
なので、まずお掃除のタイミングの目安について私が観察している点を書かせて頂きたいと思います。
エーハイムアクアコンパクト2004、2005のお掃除するかの観察項目
①吐出量が落ちていないか
エーハイムアクアコンパクト2004、2005の吐出量がまず落ちていないか観察します。
一番いいのは、何台も使っている場合は他の同じエーハイムアクアコンパクト2004、2005に比べて吐出量が明らかに落ちていないか比べます。
何台もない場合は立ち上げた際やメンテナンスの際に携帯等で動画を撮っておくと比較できて安心だと思います。
注意点としてはエーハイムアクアコンパクト2004、2005は流量調節ダイヤルがついている為、同じダイヤルの所かも観察するとベストです。
②ろ過槽内が汚れていないか
エーハイムアクアコンパクト2004、2005は中のろ材が透けて外から見えます。
暗くて見えにくい場合はライト等で照らしながら中を確認するとより透けるのでみやすいです。
多少の汚れはどうしてもエーハイムアクアコンパクト2004、2005はストレーナー内に入れる付属スポンジが荒い為、ろ過槽まで入ってしまいます。
③ストレーナースポンジが汚れていないか
付属しているストレーナー内に入れる付属スポンジが汚れていないか観察します。
私は付属しているストレーナースポンジは目が粗いことや餌を沢山与えて繁殖や育成を行っている為、ストレーナースポンジもすぐ汚れてしまいます。
その為、付属の物は使用せず、上部フィルターのろ過マットを使用しています。
④生体の動きについて
①~③の観察項目に引っ掛かっていないか、尚且つ餌を与えた際に生体があまり食べなかったり、全然動かなかったり病気がでていないか観察しています。
お掃除の間隔を開ける一工夫
普段のエーハイムアクアコンパクト2004、2005の私のろか槽掃除間隔は6か月~1年に1回程度です。
なるべくろ過槽を汚さないようにして外部フィルター内の硝化菌を洗浄により流出しないようにしています。
その為に、物理ろ過を強化しています。
具体的に言いますと、ストレーナーのスポンジを付属の物ではなく先ほど書かせて頂いた上部フィルターの物を使用し、1か月に一回は最低でも汚れていたら交換しています。
又、水草水槽以外で生体メインの水槽ではスポンジフィルターも併用しています。
スポンジフィルターは生物ろ過を期待して入れているのではなく、物理的に生体の糞や残り餌等の有機物をこしとる為に使用している為水替えの際に換える飼育水と浄水器の水で汚れが出なくなるまで洗っています。
洗う際には硝化細菌を洗い流しすぎないように注意する必要があります。
エーハイムアクアコンパクト2004、2005の実際の掃除方法と注意点を交えて
エーハイムアクアコンパクト2004、2005の実際の掃除方法と注意点を交えながら説明させて頂きたいと思います。
まず、水槽からエーハイムアクアコンパクト2004、2005を水槽から外します。
外す際に持ち上げて水を水槽の上できってからバケツに移してください。
ストレーナー内に水が溜まっていて垂れることがあります。
バケツに移したらインペラーからお掃除していきます。
ストレーナーを外すとこのように下の方に白いプロペラがついているのが見えるかと思います。そちらがインペラーです。
内部を綺麗にするには、ネジを一つ外す必要があるので、ドライバーを使用して外してください。
ネジを外すとカバーが外れるのでカバーを外してください。
カバーを外すと画像のようにインペラーが見えると思います。
インペラーが回る部分が汚れていると正常に動かなくなったりする恐れがあるため、インペラーを外してから綿棒などで汚れを落としていきましょう。
インペラー自体も持ち上げると外すことができるので、外して綺麗にしてください。
インペラーをよく私は破損してしまうので、優しく洗うことが大切だと思います。
綺麗にした後は元の通りに戻してください。
戻した後ホースも外して中を綺麗にしてください。
このような道具を使用するとホースを洗う際は便利です。
ホースとインペラーのお掃除が終わりましたら、ストレーナーのスポンジを交換します。
このように汚れている為、古い物は捨てて、ストレーナーも綺麗に洗います。
その後、新しく上部フィルターのろ過マットをカットして差し込みます。
終わりましたらいよいよ、本命のろ過槽のお掃除に入ります。
何故、ろ過槽からお掃除をしないかと言いますと、先にろ過槽を洗って戻してしまうと呼び水機能がついているため、ろ過槽の中に水を入れることが出来ません。
インペラーとホース、ストレーナーをお掃除している間にろ過槽内に入れているろ材が乾く恐れがあります。
なので、初めにインペラーとホース、ストレーナーから洗うとスムーズだと思います。
ろ過槽を開ける際は必ず、バケツに移してから三箇所のクリップを外してください。
エーハイムアクアコンパクト2004、2005のろ過槽に溜まっている水が出てきます。
その為、床を汚泥で汚して誰かに怒られる可能性があります。
開けるとこのような形に汚れているので、ろ過槽の中にあるろ材をバケツに移してください。
移した後、実際にエーハイムアクアコンパクト2004、2005を設置していた水槽の飼育水を使いながら優しく洗います。
激しく洗うとろ材が割れる原因になったり、必要以上に硝化菌を洗い流す原因になります。
優しく洗うだけでもこのような感じで汚れが出てきます。
洗面台に汚れている水を捨ててバケツに又飼育水を入れるようにしてください。
そのままにしているとろ材が空気に接している所から乾燥してしまい、硝化菌が減る原因になります。
少しだけ汚れているのは気にしなくて大丈夫です。
1~2回飼育水で優しく洗って水がこのように綺麗になったら、再び、フィルターに戻していきましょう。
ろ材を戻す前に一番下に敷いている青いフィルターパッドと中を綺麗に洗うのも忘れないようにしてください。
青いフィルターパッドを下に敷かないとフィルター内の通水性がろ材が詰まったりして悪くなる恐れがあるので、必ず敷くのをお勧めします。
エーハイムアクアコンパクト2004、2005の水の流れがこのようになっていて一番下は画像のように溝があるだけですので、ろ材が詰まりやすいと思います。
青いフィルターパッドを敷いた後、ろ過槽にろ材を戻す際に左のように変形してしまっているろ材や左下のように割れてしまっているろ材は寿命がきているので、捨ててください。
変形してしまっているものや割れているものが入っていると通水性が悪くなる恐れがあります。
ろ過槽にろ材を戻した後、割れてしまっていたろ材や変形してしまっていたろ材の分のろ材を新しくろ過槽に足すようにしてください。
足す際に新しいろ材は白い粉がでるので、浄水器の水か飼育水で洗ってからろか槽に足すようにしてください。
バケツに移した際の画像のろ材の色が違うのは寿命がきてしまった分のろ材を足しているからです。
最後に水槽に戻す際にガムテープ等でろ過槽を洗浄した日にちを書いて張っておくといつメンテナンスしたかすぐ分かるため、安全です。
まとめ
簡単に今回の記事のポイントをまとめます。
・ろ過槽をお掃除する際は先にろ過槽以外から綺麗にしていくと安全です。
・ろ材を洗う際は優しく洗うように気をつけた方が硝化菌を必要以上に洗い流さないので安心です。
外部フィルターのお掃除のタイミングは実際に経験を重ねていかないと中々掴めないと思います。
お掃除をして綺麗になって満足で終わるのではなく、お掃除前後の生体の動きに注意していくことで体に感覚が身についていくのかなと思います。
最後まで見てくださりありがとうございました。